12月23日
この日が遂にやってきた。
広沢タダシさんのLIVE「月の指揮者」ツアーファイナル@広島 LIVE Cafe jive
同い年の広沢タダシさんとの出会いは十数年前に遡る。
まだ喋り手でなく音響スタッフだった頃、
サンモール2階にHMVがあった時代。
デビューしたばかりの広沢さんがインストアライブで来店。
「同い年なんだ…」と思いながら、ケーブルを巻いたりマイクスタンド出したりしていた。
そんな時、広沢さんがMCでこう言った。
「僕もデビュー前は、こういう音響スタッフをやっていたんですよ。でも、音楽をやりたくて、頑張って今こうしてやれているんですね…」
この言葉に刺激を受けた僕は、やりたかった夢を目指して、紆余曲折ありながら喋り手になった。
それ以来、広沢タダシさんにいつかインタビューしたいという夢を持っていたけれどタイミングが合わなくて実現してなかった。
そんなある日、広沢さんからLIVEでゲストMCとしてインタビューしないかという話がきた。
それが12月23日。
LIVEの合間に紹介され、ステージで最新アルバム「月の指揮者」について話を聞いた。
暗闇に浮かんだ淡く暖かな月が、希望の光に見える…
それぞれバラバラの「個人」な人々が同じように月を見上げる…
それは、月がオーケストラの指揮者のように、人と人を繋いでいるのではないか…
広沢さんはアルバム、収録された曲について丁寧に語った。
更にはLIVE中、「旅に出ようぜ」のイントロで谷川俊太郎さんの詩「朝のリレー」を朗読する機会も頂いた。
「朝のリレー」は、僕が初めてボイスサンプルを収録した時に読んだ詩だったので、広沢さんから相談された時に鳥肌が立ったのを覚えている。
自分の朗読から繋がる「旅に出ようぜ」は やはり素晴らしく、ステージから下がった先で鼻の奥がカーッと熱くなって思わずしゃくり上げそうになった。
夜空に浮かぶ月明かりのように、広沢タダシさんの歌声は会場を優しく包み込んでいく…。
LIVE終盤では一緒に歌う場まで頂いた。
そのメンバーと広沢さんとでパチリ。
「おかげでいいライブになりましたよ」
こちらこそです。
思い続けると夢は叶うのだ。
このチャンスを与えてくれた広沢タダシさん、見守ってくださった関係者の皆さん、お客様に感謝。
広沢タダシさんは来年デビュー15周年。
それを記念してベストアルバムがリリースされます。
http://www.hirosawatadashi.com
広島にもまたLIVEに帰ってきてくれます。
次は只のファンとしてその音楽に浸り、その世界へ連れていって貰おう。
Ride on music