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1年の中で、広島がヒロシマになる8月6日。
あの日から69年。



夜になっても慰霊碑前には長い列が。
祈りを捧げていると周りの会話が聞こえてくる
「あら、こんばんは」
「いらっしゃってたんですね」
「ええ、ここに母と叔母が眠っているので…」

テレビやネットや本からだけでないリアルなヒロシマを感じる




69年前の8月。
私の祖父は当時、広島城内の大本営に配属された兵隊でした。
8月4日、命令により山口県へ出張。
そして8月6日、出張先で「広島が爆撃された」の一報を聴いて仲間と広島に戻ります。
廿日市から西広島辺りまでで列車は進められなくなり、歩いて大本営まで戻りました。




大本営に戻ってからの事を、生前、祖父は家族に語りたがりませんでした。
僕自身、祖父の69年前の8月6日の話を聞いたのはつい最近、父親からでした。

果たして、どのような光景が広がり、どんな思いの中、どんな作業に追われたのか…祖父はもう亡くなり、話を聞くことはできません。

今、思うと祖父が生きているうちに何故色々と話を聞いておかなかったかと後悔しています。
もちろん、家族が聞けなかったように、それは祖父にとっても思い出すのが辛い、話すのが辛い記憶だったのかもしれませんが…

だから、これから自分のやれることをやっていこうと思い、またブログに書いていきます。